🎉 えびす祭って地域で違うの!?名古屋・関西・関東の違い 🎉

皆さんは「えびす祭」と聞いて、どんなイメージを持ちますか?

私は名古屋生まれ・名古屋育ちなので、「初えびす」といえば1月5日が当たり前でした。しかし、大阪に行く機会が多かった時期があり、「十日えびす」の存在もよく知っていました。

最初に知ったのは、ちょうど1月10日に大阪の今宮戎神社の近くを訪れたとき。たくさんの人が笹を持って歩いているのを見て、「何か特別な日なのかな?」と不思議に思ったのがきっかけでした。

また、西宮神社で行われる「福男選び」の映像は見たことがあったので、関西では「十日えびす」が主流なのだと知りました。

では、関東ではどうなのか? そもそも「えびす祭」という言葉をあまり聞かない気がする……と疑問に思い、調べてみました。


🏮 名古屋の「初えびす」(1月5日)

名古屋では「初えびす」は1月5日に行われるのが一般的です。

特に熱田神宮の初えびすは賑わいを見せ、多くの参拝者が訪れます。

また、名古屋では関西のような「福笹」ではなく、**「熊手」**を購入する習慣があります。

そして、初えびすで御札や熊手を受けた後、

👉 福を逃がさないように「誰とも口をきかず、寄り道もせず、一目散に帰宅する」

という風習も伝えられています。ただし、これはあくまで伝統的な習わしであり、どれくらいの人が実際に守っているのかは不明です。

こうした風習は関西とは異なり、名古屋ならではの特徴といえるかもしれません。


🎭 関西の「十日えびす」(1月10日)

関西では「十日えびす(とおかえびす)」が最も有名で、1月9日~11日の3日間にわたって行われます。

📅 スケジュール

1月9日:「宵えびす」

1月10日:「本えびす」(メインの日)

1月11日:「残り福」(最後のチャンス)

📌 特に有名なのが以下の神社!

🌟 西宮神社(兵庫県西宮市) → 「福男選び」で有名!

🌟 今宮戎神社(大阪市) → 芸妓さんや福娘が福笹を授ける。

🌟 京都ゑびす神社(京都市) → 七福神巡りの一環として人気。

関西では「えべっさん(えびすさん)」と親しまれ、町全体が活気に包まれます

私自身も、大阪にいたときに福笹を持って歩く人々をたくさん見かけ、その風習が地域に深く根付いていることを実感しました。

特に今宮戎神社では、通常の道路が参道のようになり、人でごった返していた光景を今でもよく覚えています。


🏯 関東の「恵比寿講」(日程が神社ごとに異なる)

それでは関東ではどうなのか?

調べてみると、関東では「えびす祭」という呼び方はあまりされていないことが分かりました。

その理由は、関東には**「恵比寿講(えびすこう)」**という別の風習があるからです。

📝 関東のえびす信仰の特徴👇

神社ごとに日程が異なる(10日・15日・20日など)

商売繁盛を願う「恵比寿講」という文化がある

関西のような大規模なお祭りは少ない

📍 例えば…

🔸 1月10日:浅草神社(東京) → 十日えびす祭

🔸 1月15日:神田明神(東京) → 恵比寿講

🔸 1月20日:大國魂神社(東京・府中市) → 初恵比寿

関東では「恵比寿講」として、各地の商人や家庭で「商売繁盛の祈願」を行うため、関西のように大規模なお祭りになることは少なかったようです。

また、関東には「えびす神社」そのものが少なく、神田明神のように他の神様と一緒に祀られていることが多いのも特徴です。

この違いには驚きました。


🎌 さいごに

えびす祭は地域によって違いがありますが、共通しているのは 「商売繁盛や豊穣を願う気持ち」 です。

🌿 名古屋の初えびす

🎏 関西の十日えびす

📿 関東の恵比寿講

それぞれの文化や歴史を知ることで、今後の初詣や神社参りもまた違った視点で楽しめるかもしれませんね。

🎊 今年も福をたくさん呼び込みましょう!😊